流木のカタチは山でつくられる

島の面積の約9割が森林である屋久島は多種多様の樹木で森が構成されています。
その森の中にあった折れた枝や、倒木、かつて伐採された屋久杉の枝や土埋木などが大雨、強風、台風、土砂崩れなどの自然災害により、山の中から川へと流れ込みます。

島内には約140の川がありますが、屋久島の山は急峻で山から流れ出てきた木々は川を流れ、幾つもの滝を落ちていきながら海へと出ていくものもあります。
 
海に流れ出た木々は、ほとんどが外洋へと流れていきますが、満ち潮で、かつ、台風や強風などの風の強さ、そして風向きなどの条件が揃った時にだけ、ほんの一部が浜に戻ってきます。
いくつもの偶然が重なり、浜へ戻ってこられた木を流木と呼びます。


 
世界自然遺産エリア内や保護林、国有林などの山から屋久杉を持ち出すことは禁止されていますが、浜に打ち上げられた流木は屋久杉でも自由に持ち帰ることができます。
 
流木の多い浜、少ない浜はありますが、どこでも流木は見つけることができると思います。
しかしながら森林面積約46100平方kmの森から流れてくる木々の種類はとても多いです。
 
お目当ては屋久杉です。
江戸時代から始まった伐採で山から持ち出されなかった屋久杉、台風等で倒れた屋久杉です。
それらは山の中で時間をかけて樹皮や柔らかな部分が徐々に朽ちていき、堅い部分だけが残り、自然の造形美といえる美しいオブジェを創り出します。

それは経年により土砂で埋まっていたりもするのですが、台風などの大雨が山の斜面のそこかしこを川のような状態にしてしまう為に、埋っていたものが掘り出され、流され、大きな川の流れに合流します。
 
急峻な山にある川には沢山の大きな岩があり、また滝もあります。
100mの高さから3つの滝が続くところもあるそうです。
一緒に流れているものも障害物です。
大雨や台風などで激しい勢いとなった川に流れる木々の多くは割れたり、欠けたり、無残にも美しいカタチが崩されてしまうこともあります。
 
沢山の流木から屋久杉を見つけ出し、そして山の中で作られた自然の造形美を保ったものを見つけることができる確率はかなり少ないです。

 
見つかる確率が少ないのはそのままでオブジェとなるような小さ目サイズのものです。
 
けど、比較的簡単に見つけやすい屋久杉もあります。
大小さまざまの屋久杉の幹の流木です。
大きなものでは軽トラックの荷台からはみ出してしまうような、人力では持てない重さのものもあります。
それらはササクレだった丸太だったり、丸太が裂けた様な状態です。
表面は流れ出る途中の衝突・衝撃でそのような状態ですが、数百年の期間、山の中にあり、年月によって堅い部分が残っている状態なので中身は美しいのです。
木工などにご興味がある方はぜひこちらをお探しください。
 
しかしながら、
海水に浸かり、表面が乾燥した状態ではいずれも屋久杉であるかどうかの判別は難しいです。
日光にあたり表面が白く乾燥したりもしていますで、そのまま表面の香りを嗅いでも判別は難しいと思います。
削ったり、裂いたりして香りを嗅いでみて下さい。
ライターなどで小片を燃やして確かめるのもアリです。
スギの香りがしたら屋久杉かも知れません。
 
屋久杉でなくとも屋久島が育んだ世界自然遺産の森から流れ出た流木です。
その木が何であれ、気に入ったものがあれば屋久島の旅の想い出として、もしかしたら屋久杉かも?と思いながら自宅に帰ってから眺めているだけでも楽しい時間を過ごすことができると思います。
 
台風や大雨の後には新しく流れついた流木があるのでそれを目当てに探しに来られる方が多いと思いますが、普段の時に流木が全くないわけではないので屋久島に来て時間に余裕があればいつでも浜で宝探しをしてみて下さい!
サンゴや南国らしい貝殻などがある浜もありますよ。
 
 
当店では屋久杉の流木を使ったオブジェなども扱っております。
使用しております屋久杉の流木は屋久杉専門店の職人さん、あるいは当店主が浜で拾ってきたものです。
店主が拾ったものに関しましては職人さんに判断していただいて屋久杉の流木だけを持ち帰っております。
自然そのもののカタチだったり、外からではわからない内側の木目や杢目を楽しんだり、人の手で作り上げたものとはひと味違う流木の表面の手触りも見て触れて感じていただきたいです。
 
 
※※ ご注意! 島民ルール ※※

台風や大雨の後には屋久杉の流木を探しに行かれる方が多いです。
屋久杉の流木の上に石が乗っていたり、紐がまかれている場合はすでに誰かが見つけたもの!という地元の方の暗黙のルールだそうです。
 
     
    
    
  
島の面積の約9割が森林である屋久島は多種多様の樹木で森が構成されています。
その森の中にあった折れた枝や、倒木、かつて伐採された屋久杉の枝や土埋木などが大雨、強風、台風、土砂崩れなどの自然災害により、山の中から川へと流れ込みます。

島内には約140の川がありますが、屋久島の山は急峻で山から流れ出てきた木々は川を流れ、幾つもの滝を落ちていきながら海へと出ていくものもあります。
海に流れ出た木々は、ほとんどが外洋へと流れていきますが、満ち潮で、かつ、台風や強風などの風の強さ、そして風向きなどの条件が揃った時にだけ、ほんの一部が浜に戻ってきます。
いくつもの偶然が重なり、浜へ戻ってこられた木を流木と呼びます。


世界自然遺産エリア内や保護林、国有林などの山から屋久杉を持ち出すことは禁止されていますが、浜に打ち上げられた流木は屋久杉でも自由に持ち帰ることができます。
流木の多い浜、少ない浜はありますが、どこでも流木は見つけることができると思います。
しかしながら森林面積約46100平方kmの森から流れてくる木々の種類はとても多いです。
お目当ては屋久杉です。
江戸時代から始まった伐採で山から持ち出されなかった屋久杉、台風等で倒れた屋久杉です。
それらは山の中で時間をかけて樹皮や柔らかな部分が徐々に朽ちていき、堅い部分だけが残り、自然の造形美といえる美しいオブジェを創り出します。

それは経年により土砂で埋まっていたりもするのですが、台風などの大雨が山の斜面のそこかしこを川のような状態にしてしまう為に、埋っていたものが掘り出され、流され、大きな川の流れに合流します。
急峻な山にある川には沢山の大きな岩があり、また滝もあります。
100mの高さから3つの滝が続くところもあるそうです。
一緒に流れているものも障害物です。
大雨や台風などで激しい勢いとなった川に流れる木々の多くは割れたり、欠けたり、無残にも美しいカタチが崩されてしまうこともあります。
沢山の流木から屋久杉を見つけ出し、そして山の中で作られた自然の造形美を保ったものを見つけることができる確率はかなり少ないです。

見つかる確率が少ないのはそのままでオブジェとなるような小さ目サイズのものです。
けど、比較的簡単に見つけやすい屋久杉もあります。
大小さまざまの屋久杉の幹の流木です。
大きなものでは軽トラックの荷台からはみ出してしまうような、人力では持てない重さのものもあります。
それらはササクレだった丸太だったり、丸太が裂けた様な状態です。
表面は流れ出る途中の衝突・衝撃でそのような状態ですが、数百年の期間、山の中にあり、年月によって堅い部分が残っている状態なので中身は美しいのです。
木工などにご興味がある方はぜひこちらをお探しください。
しかしながら、
海水に浸かり、表面が乾燥した状態ではいずれも屋久杉であるかどうかの判別は難しいです。
日光にあたり表面が白く乾燥したりもしていますで、そのまま表面の香りを嗅いでも判別は難しいと思います。
削ったり、裂いたりして香りを嗅いでみて下さい。
ライターなどで小片を燃やして確かめるのもアリです。
スギの香りがしたら屋久杉かも知れません。
屋久杉でなくとも屋久島が育んだ世界自然遺産の森から流れ出た流木です。
その木が何であれ、気に入ったものがあれば屋久島の旅の想い出として、もしかしたら屋久杉かも?と思いながら自宅に帰ってから眺めているだけでも楽しい時間を過ごすことができると思います。
台風や大雨の後には新しく流れついた流木があるのでそれを目当てに探しに来られる方が多いと思いますが、普段の時に流木が全くないわけではないので屋久島に来て時間に余裕があればいつでも浜で宝探しをしてみて下さい!
サンゴや南国らしい貝殻などがある浜もありますよ。
当店では屋久杉の流木を使ったオブジェなども扱っております。
使用しております屋久杉の流木は屋久杉専門店の職人さん、あるいは当店主が浜で拾ってきたものです。
店主が拾ったものに関しましては職人さんに判断していただいて屋久杉の流木だけを持ち帰っております。
自然そのもののカタチだったり、外からではわからない内側の木目や杢目を楽しんだり、人の手で作り上げたものとはひと味違う流木の表面の手触りも見て触れて感じていただきたいです。
※※ ご注意! 島民ルール ※※

台風や大雨の後には屋久杉の流木を探しに行かれる方が多いです。
屋久杉の流木の上に石が乗っていたり、紐がまかれている場合はすでに誰かが見つけたもの!という地元の方の暗黙のルールだそうです。

































                                      
                                      
                                      
                                      
                                      
                                      
                                      
                                      
                                      

