「屋久島の杉」のすべてが「屋久杉」と呼ばれるわけではありません。
どういうこと??
このことは多くの方に知られていないのが現状です。
実は、屋久島のスギには3つの呼び名があります。
一般的には樹齢1000年以上のものを「屋久杉」
1000年未満のものを「小杉」
戦後に植林されたものを「地杉」
いずれも屋久島のスギのルーツは同じであり
地杉も屋久杉と同じDNAを受け継いているのですが
その呼び名の違いは単に樹齢年数だけによるものではなく
違う呼び名をつけるべく木の質、性質、そして香りにさえ違いがあるからです。
屋久島の大地が育んだ植物に優劣などは全くありません。
しかしながら、現実には屋久杉は特に貴重な材として扱われており
「屋久杉」が屋久島のシンボルのように認識されており、クローズアップされているのは間違いありません。
それは同時に、屋久島に生きるスギすべてが屋久杉であると誤認識することに、、、
また屋久杉ではないものが屋久杉と呼ばれてしまう状況を作ってしまう一因でもあります。
数千年の命を繋いできた「屋久杉」は
屋久島という環境が育てた小さな島の財産ではなく、この地球が育てた宝の1つです。
正しい認識を後世に繋いでいくために、屋久島のスギの違いを知ってもらいたい。
戦後に植林された地杉はスギらしい真っすぐな木目が特徴的で、今では建材や家具に多く使われております。
屋久杉の特徴ある木目・杢目などは、工芸品・高級家具などで見ることができ
地杉との違いは一瞥しただけでわかることと思います。
しかしながら、一般的な日常からそのスギの違いを認識できる環境はすぐ近くにはないことが多いことと思います。
もっと、日常的にいつでも触れ合えるものでなくては、比べようがなく、違いもわからないままだと思います。
屋久島のスギの違いをどのように伝えていくか、、
それは屋久杉を扱う人たちの多くが一度は悩むと聞きます。
かねてより、SYMPHONIC TREEも同様の思いで考えあぐねておりましたが、
辿りついた答えは「同じ条件に立たせてみれば、自然と見えてくる」でした。
香りという観点から、屋久島のスギの違いを知っていただく。
これが、SYMPHONIC TREEの地杉精油が生まれることとなった始まりです。
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屋久杉の遺伝子を継ぐ、新たな命
屋久島 地杉精油
地杉精油の構想が始まり、しばらく経った頃
屋久杉精油を生み出してくれた工芸作家から
「最高の一本を選んできたぞ」
一本の電話から力強い報告とともに屋久島のスギのもうひとつの精油の物語が動き始めました。
そこには一切の妥協を許さない職人のプライドと木と向き合い続けてきた者だけが持つ揺るぎない信念が輝いていました。
SYMPHONIC TREEの屋久杉精油は芯材、辺材を区別せずに丸ごと使用していることから、
地杉精油においても同様の形を貫き、一本の地杉を余すことなく使用することで
屋久杉と地杉がそれぞれが育んできた「時間」と「森」の物語を等しい条件で体感いただける形を実現しました。
私たちの地杉精油は、長年に渡って屋久杉を専門に扱ってきた生まれも育ちも屋久島という工芸作家の厳しい目によって選ばれた、精油にふさわしい一本の屋久島地杉を“丸ごと”贅沢に原材料としています。
力強く豊かな香りを特徴としており、その背景には通常は建材に用いられる“芯材“までも惜しみなく使用するという私たちならではのこだわりがあります。
さらに、工芸作家の確かな審美眼が加わることでこの精油ならではの香りの厚みが生み出されています。
1,000年以上を生きた屋久杉と、そのDNAを受け継ぎ、今を生きる地杉。
それぞれが語る香りの世界を、ぜひお楽しみください。




































